カンボジアを訪れて

カンボジアに行って

 去年2003年のHERITAGEで集まった沢山の暖かい気持ち(収益金、学用品、楽器)を抱えて、6月カンボジアに行きました。首都プノンペンから車で30分、そこにプンチェレ村はあります。私はプンチェレ村の学校に届ける学用品や楽器を学校で呼びかけて集めました。私の通っている上九一色中学校は、生徒数55人の小さな学校ですが、沢山の楽器と学用品が集まりました。カンボジアでの私の担当は写真を撮ること。プンチェレ村の学校ではカメラのレンズから子供たちを見ていました。カンボジアでは25年位前、内戦があって、国民の半分位が殺されたそうです。だから子供たちがキラキラした目で私を見たり、カメラに向かってポーズをとってくれたりしたのが、すごくビックリしたし、嬉しかったです。子供たちの中にはサンダルをはいた子もいましたが、ほとんどの子が裸足でした。家も薄い板をはりつけたみたいな家でした。それでもこんなに生き生き暮らしている子供たちは貧しいけれど幸せそうでした。

 私の周りは物であふれています。その中で毎日不平不満を言って生きているのはとっても悲しいことです。貧しいことは不幸なことじゃない。でもそれならボランティアで行った私は?分からないことがいっぱいです。集めた学用品や楽器を子供たちは喜んで受け取ってくれました。あげた私たちも嬉しくて、子供たちも嬉しい。喜びを分かち合えたことがとても嬉しいことだと思います。

 カンボジアにはまだ沢山の地雷が埋まっています。手や足がない人も沢山見ました。キリングフィールドで見た人の骨の山も、拷問の写真も血の跡も忘れられません。なんで戦争がなくならないのだろう?悲しいだけなのに。「自分が正しい。」とお互いに殺しあう、どちらが正しいなんてあるはず無いのに。カンボジアに行って、戦争は絶対になくさなきゃいけないと、今までよりもっと強く思いました。世界中の人がニコニコ生き生き暮らせるように、私はこれからも自分にできることを少しずつでもしていきたいと思います。

渡辺 野