カンボジアを訪れて

 私の感じたカンボジア

 

へリテージと関わりはじめて4年目。初めてカンボジアに行くことができました。

 

空港でカンボジアの蒸し暑い空気を感じ、車でホテルへ。第一印象は「思っていたより発展した町」でした。車の多さ、商店街の様子、街の雰囲気・・・。どれも想像以上でした。以前私は、地球一周の船旅でたくさんの国に行ったことがあります。そのせいか、不思議とカンボジアに懐かしさを感じていました。

 

翌日、チェレ村の学校に行きました。私は学校に着くまで多少の不安がありました。英語もさほど話せない。ましてクメール語なんて全然わからないのに。どうやって交流したらいいのか・・・。でもそんな不安は子どもたちに会って、忘れてしまいました。子どもたちから「遊ぼう」と手をつないできたのです。

 日本から持ってきたボールや飛行機で遊んだり、鬼ごっこをして校庭を走ったり。英語の本を「読んで」と言われ、私の話す英語を一生懸命聞いてくれる男の子。言葉は通じなくても、お互いが分かり合おうとすれば通じるものがあると感じました。

 

 子どもたちと交流していて気がついた事。とにかくみんなやさしい事です。帽子を落としたら拾ってくれる。折り紙を風で飛ばしたら追いかけてくれる。どの子も目をキラキラさせて笑顔でしてくれるのです。日本ではありえない光景を見て、戸惑いました。言葉が通じるのなら「大丈夫だよ」と声をかけてあげたくなりました。でも彼らにとっては当たり前の行動なのかもしれません。ただ純粋なだけ・・・そんなやさしい思いだけなのかもしれません。

 

 学校以外にキリング・フィールドとトゥルスレン収容所に行きました。30年前に起こった出来事。あまりにも重い事実に最後まで見ることができませんでした。決して目をそらしてはいけないことなのに、展示してある写真の人たちの目が痛く、苦しかったのです。

 

 今回初めてカンボジアに行き、子どもとふれあい、たくさんの元気をもらいました。また彼らの笑顔が見たい。一緒に笑って遊びたい。だからこの活動を続けられる。決して終わらせてはいけないと感じました。彼らが大きくなって、どんな大人になっていくのか・・・。とても楽しみになりました。

 

 最後に、カンボジアに行くきっかけを与えてくれたヘリテージに・・・「オークン」

 

樋口 恵子